不倫についての相談を受けることもよくあるものです。
ここで不倫というと、隠し事・秘め事・裏切り・・道徳心がないと言われそうですが、スピリチュアル的には悪い事とジャッジを下すものではありません。
人生で起きる出来事は成長のためであるからです。
やめた方がよい不倫、そのまま続けたほうがよい不倫があるのです。
こういうと私がジャッジを下されそうですが。
起きる出来事には深い意味があります。
ある女性からの相談です。
ご主人は大手の会社にお勤めで生活的には安定していますが、モラハラで長く苦しんでいて、そのせいで自己肯定感もひどく下がってしまっていた時、ある男性と出会いお付き合いするようになりました。
その男性によって、自己肯定感も少しずず上がり、生きる気力も持てるようになったのですが、今度は不倫してしまっている自分に苦しんで、ご相談に来られました。
「離婚はお考えにならないのですか?」と伺うと、「離婚を切り出したら、どんな酷い事を言われるかが怖い」「親に相談したら、生活を支えてくれているのだから少しは我慢しなさい」と言われて、日々愛もない辛い生活を断ち切れないでいました。
ここで、人生の目的・成長のテーマが見えてきます。
自分の意思を言えないこと。
そしてもう一つは、他者からコントロールされている事です。
結婚に踏み切ったのも親から、「あなたには勿体なさすぎる相手なんだから有難く結婚しなさい」と言われ決めたそうですが、自分の人生の大切な決断も親の意思に従い、ご主人から酷い仕打ちを受けても自分の意思を言えないでいる。
親からも、ご主人からもコントロールされていたのです。
そこで自分をコントロールもしない、自分の言葉を肯定して聞いてくれる男性が現れ、こもままでいては自分で無くなってしまうことに気付かされたということです。
これからも今のままで良いのか、今勇気を出してこの状況を脱出する行動をするのか、どちらが苦痛が少ないか考えてみるてくださいと提案し、そして起きる出来事の仕組みをお話しさせて頂きました。
その女性は、成長のテーマを理解し、勇気を出してご主人に自分の辛さと意思を話し、親にも自分の決意を伝え、
コントロールから抜け出すことが出来ました。
不倫に至るのも、成長のテーマと深く関わっているのです。
不倫をしてしまった事に心を痛めるより、その意味を考えてその上で行動していくことをお薦めします。