以前のブログで、やめるべき不倫と、そのまま続けた方が良い不倫があるとお話ししました。
そこで、同じ不倫と名付けているもので何が違うのでしょうか?
そもそも不倫の定義は、「人が踏み行うべき道からはずれること。特に、配偶者でない者との男女関係」とあります。
辛い結婚生活であっても、何があっても不倫は人の道から外れた行為なのだということです。
世間体を大切にし、生活のために心を殺し、そうしなければ人の道から外れてしまう。
スピリチュアル的には、自分を愛することが正しい生き方です。
不倫に走るキッカケになった人と結婚したのも、不倫と言われる相手と巡り合ったのも成長のための意味があり、そこから学びがあります。
その意味からも、そこでどう成長に繋げるかが大切で、不倫自体に悪いレッテルを貼り付けることではありません。
結婚相手が、不倫という名の人が、自分の成長にどう関わっているかを知ることが大切だということです。
ここで、やめて方が良い不倫もあります。
しかし、こちらのやめる不倫も成長のためです。
ある女性の不倫の相談ですが、「主人は真面目で優しく生活も安定していて不満はないのですが、何か物足りなく他の男性に走ってしまう」と相談されました。
それそのものは、物足りなさは何かをご主人と話し合い解決可能でもあります。
ところが深く話を聞いてみると、次から次と男性が代わると言います。
この女性は常に刺激を求めていたのです。
不倫相手に飽きると次の人、その相手に刺激を感じなくなると次の人といった具合です。
よく次から次と相手が現れるものだと思われるかもしれませんが、成長のテーマをクリアしない限り、宇宙は何度でも同じ状態を繰り返します。
ここでこの女性の成長のテーマが見えてきます。
「自立」です。
他者相手に刺激を求めても、延々と満たされることはありません。
他者に心の物足りなさを埋めてもらおうとするのではなく、自身で埋める方法を考えなくてはなりません。
このような不倫は、やめるべき不倫です。
他者からは延々満たされることは無いと気付き、自分で自身を満たしていくことで、成長していきます。
この女性はセッションの過程で、歌うことが好きだったと気付き、今はあるバンドサークルに入り不倫より刺激があると楽しんでいます。
真面目で優しいご主人も、実は学生時代にバンドやっていたことを知り、夫婦間の話も以前より活気のあるものになったそうです。
自分で自身のやりたい事を見つけ、行動し「自立」という成長のテーマをクリアしました。