人は決断しなければならないとき、最初にやってしまいがちなのが、情報収集です。
それも間違いではないのですが、情報が多ければ多いほど、決断に迷ってしまうことってないでしょうか?
そして、計算し、出来るだけリスクを回避し、より得しそうな方向で決断をしようと考え出します。
先日、アメリカに留学中の娘から連絡が来たのですが、自らすすんで連絡してくる時は決まってお金のことなので、こちらは条件反射で身がまえます(笑)
ところが、今回は進路の相談でした(笑)
「私はこう考えて、こう思い、こうでああで、この方が後々有利だと思うし、でもこれはこうで、でさぁ、なんだよね・・・で、ママの意見を聞きたいんだけど」
まずは言いたいことを言わせようと忍耐強く聞いていましたが、長い長い・・。
あきらかに、情報に翻弄され、そもそも自分が何をやりたいのか分からなくなっている状態です。
「よく考えてるのはエライけど、考えてこねくり返す前に、自分自身の心の声、自分は何をやりたいか、そこから始めてみようよ」とアドバイスしました。
人は情報から入るとその情報に惑わされてしまいます。
人に相談すれば、その人の価値観や熱いエネルギー受け取り、自分の価値観が変わってしまいます。
自分の子供であっても、本人が一番幸せになる道は、本人が知っているんです。
子供の人生の選択にとやかく口出すことではないと思います。
親は子供を愛するがゆえ、親が考える理想の道を歩ませたいと思ってしまいますが、
本当の無償の愛とは「あなたが幸せなら、それでいい」ということです。
自分の魂と寄り添い、自分の心の声を聞き、それを信じ行動にうつせる勇気があることを讃えてあげましょう。
ものごとの正しいとか間違っているとかは、ものごとの本質ではなく、個人の主観的な判断です。
自分の人生は自分の主観的な判断によって、自分を創り出すことで、自分が何者であるか実証できます。
本人が自分の心の声を聞いて選択したことは、その時点では完璧な決断です。
その選択、決断に助けてやれるよう寄り添い応援してあげることです。
その決断の結果が思った結果でなくても、それには重要な意味があり、そこでさらに成長し一番幸せに生きる道の伏線になっています。
今の時代は、情報が溢れ、自分を失ってしまう時代でもあります。
逆に、自分の軸があれば、自分にとって必要な情報を簡単に受け取ることができる時代でもあります。
私たちが生きている時代は、あれは駄目、これは良いと言われるような時代でもなく、選択肢がたくさんある恵まれた時代です。
その意味でも、自分の魂レベルで求めることを信じ、軸をもつことが大切な時代といえます。