お子さんの悩みを相談される方も多いいです。
ある女性の相談は、「中学生の子供が成績も悪くなり部屋に引きこもってばかりいて話もしなくなった、何を考えているのか・・」というのもでした。
ここまで来るまで、親御さんなりに聞いたりいろいろ手を替え品を替えやってきたと言います。
そこでまず夫婦関係についてお尋ねしまところ、子供の相談なのですがと言いながらもポツリポツリとお話しして頂いたところ、ご主人は何事にもワンマンでお金も生活も管理され常に否定され、夫婦仲は最悪であるというものでした。
離婚も考えているが踏み切れないということです。
「いつから離婚を考えているのですか?」と伺ったところ「ここ最近」だと言います。「違うと思いますが」と言うと、結局もう何年も前からだと言うことでした。
ここで感の良い方はお気付きかもしれませんが、この方の問題は子供よりまず自分の問題を解決することです。
自分の問題をなおざりにしている親が、子供に何を言い聞かせても子供は耳をかしません。
子供の問題は、親御さん自身にも何か問題があることがほとんどです。
今回の場合、親御さんが問題があるわけで、問題の当事者がそれに気付き解決しまければならないと言うことです。
子供は敏感です。素直で真っ直ぐで力強いのが本来の姿です。
お子さんは何年もの間、辛い思いをしてきたのではないでしょうか。
勉強が手につかないのも、両親から逃避するように引きこもるのも、そんな両親と話をしたくないのも、素直なお子さんであるからです。
離婚に踏み切れないことは、生活の不安からだと言われました。
そのお気持ちはよく分かります。
しかし、自分が幸せでなければお子さんにどんな影響が現れるかが分かったいま、「今のままで良いのか?勇気を出して行動するのか?どちらが精神的負担が少ないのか?」を自分に問いただし、どうするべきかを考えて頂きました。
涙ながらに離婚の決意は変わらないとおっしゃいました。
その上で、勇気を出して行動しますと決意しました。
答えを出して、その答えに沿った行動を起こすことです。
自分の心に従い決断したことは、宇宙からの応援が得られます。
その後、お子さんに自分の決意の気持ちを話し、今まで辛い思いをさせた事を謝ったところ、お子さんも応援すると言ってくれたそうです。
お子さんには何の問題もなかったのです。
逆にお子さんの問題だと思った行動が、この女性の背中を押してくれたのです。
この方の人生の成長のテーマは、離婚したら生きていけないという依存を手放し、自分の心に従い自立をするということでした。