「 ひとりが淋しいんです」
ホームアローンという映画がありましたが、この「alone」は一人でいるということ、そこには「淋しさ」より「自由」「冒険」「チャレンジ」など前向きな楽しさを感じます。
そして「lonely」と言う淋しさもあり、こちらは一人は淋しい・孤独・悲嘆・ネガティブな思い込みが漂ってきます。
そしてそこには、執着・依存も見え隠れしているようです。
「lonely」
一人は淋しいと思うのは、足りない感からきていることがあります。
足りない部分を誰かに埋めてもらいたい。
本人は愛しているから一緒にいて欲しいと思っていますが、実は淋しいと思ってしまっている感情を埋めたいだけかもしれません。
それは常に足りないものに焦点を合わせているからなのでしょう。
しかし、足りないと思っているあいだは延々と満たされることはありません。
[あるクライアントの方の足りないと思い込んでいた例です]
この方は、長い間ご主人からDVを受けていましたが、離婚により長い苦しみから解放されました。そして仕事先の社長である男性に惹かれ、その社長を忘れられない諦めきれないと相談されました。
どこに惹かれたのかとお伺いすると「そばにいると安心感があるのです」と言われます。
この方の足りないと思い込んでることは「安心感」です。
長い間のDVにより自分は危険な状態だとの思いが心に強く残っていたのですね。
お話しする中で、その方は今は危険な状態では無いこと、自由であることに気づいた途端に安堵の表情を浮かべ、諦めきれない男性への執着が無くなっていきました。
一人でも楽しい、二人ならなお楽しい
自分が足りないと思い込むと、それを埋めるために間違った愛に走りがちになります。
本当の愛は、依存ではなくお互いを高める関係です。
自分に不足は無いと思うと、一人でも楽しいと感じられます。
不足を感じなくなると、本当の出会いが訪れるんです。
一人でも十分楽しい、自由を満喫できる。
美味しいものも独り占め(笑)、でも誰かと一緒に食べたら尚且つ美味しい!
本当の自由とは依存・執着を手放した状態なんです。
【質問】
コップに水が半分入っています。
「half full」半分も入っている
「half empty」半分しか入っていない
あなたは、どちらですか?