今でも、辛い出来事の影響を受けてはいませんか?
どんなに奮い立たせても、どうしてか持ちてくない感情が生まれてしまい前に進めない。
ある女性Tさんも、そんな感情に振り回さていましたが、人生の目的に気付き長い苦しみを手放しました、この経験と学びは同じように苦しんでいる人に、元気を与え前に進む勇気を与えて行くことでしょう。
Tさんがお話ししてくれた感情は『恐れ』でした。
Tさんのご相談は「私は、いつも怯えています。それは子供の頃からです。周りの反応が気になり、自分に対して怒っているのではないか?自分が言った言葉に気をわるくいたのではないか?そう考えてしまい怖くて仕方がありません」
Tさんは、周りの反応が気になり人生を楽しめるどころではなく、時には手に震えが出てくることもあるそうです。
表情は、私の胸が締め付けられるほど痛々しく感じられ、心だけでなく体もガチガチに凝り固まっているのが見てとれました。
そこで「原因に思い当たることはありませんか?」と尋ねると、少し考え意を決したように、2つ答えてくれました。
一つ目は、先生の勝手な理由から幼稚園時代に職員室に閉じ込められ罵声を浴びせられたこと、もう一つは、母親のヒステリーが酷く常に怒鳴り散らされていたこと。
自分に身の覚えがなくても非がなくても、周りの大人はいつどんな反応をするかわからない、いつ怒り出すかわからない、いつ逆上するかわからない、そして、辛い思いをしないように常に大人の反応を見て、反応を察知して逃げていたということでした。
そして、長い間、どうして私がこんなひどい目に遭わなくてはいけないのかと考えていたそうです。
そこで「起きてしまったことを残念だと思うことを一旦手放し、その辛い経験は自分が選んだ経験だとしたら、自分は悪いのではなくその大人の人間性の問題だったと考えたら、Tさんは何を学べたと思いますか?」と伺うと、
「自分の子供にはこんな理不尽なことはしない」
「言葉も行動もちょっとした仕草も子供を大きく傷つけるということを、そしてその傷付けた傷は長い間何十年にも渡って影響を及ぼすこと、その傷は人生の喜びの大半を奪ってしまうこと」力強く言われました。
Tさんが、自分の心の傷と向き合い、犠牲者マインドを手放し、学びとして捉えることで、心のギアが大きく変わった瞬間です。
そして、その経験から貢献できることは何かと考えていただくと、
「今私のように苦しんでる人がいたら、その影響を受けない自分になると決めた時から、犠牲者である自分から一歩踏み出した時から、そうした影響から離れ始めることは可能だと伝えてあげたい」
「心無い大人の人に、今のそのたった一言が、自分の感情のままにぶつけた言葉や仕草が、何十年にも渡り子供に影響を与え、楽しい人生を奪っていくということを知ってほしいと思います」とキッパリおしゃいました。
Tさんの表情は生気を取り戻し輝き「自分が乗り越えられたように、辛い思いをしている人にも乗り越える強さがあることを知ってもらいたい、自分の経験を人の人生を明るくするものに役立てていきたいと」言っています。
起きた出来事は、今回の人生で経験し成長するためにあります。
そしてその出来事は、ミッション(貢献)に大きく関わっています。
自分の心の傷を傷のままにしておいてはいけません。
起きた出来事は幸せになるための伏線だと考えてみることをお勧めします。