人は何かをして、それが認めてもらったり、感謝されたりすれば嬉しいものです。
誰かのために何かが出来ることに、幸せさえ感じます。
しかしながら、承認欲求が強すぎると、相手のためでなく、自分のためにもならず、あるがままの自分自身を愛せなくなってしまいます。
人に褒めてもらいたい・高く評価してもらいたい・自分の考えを肯定して欲しい・共感して欲しい・必要だと言われたい・気にかけて欲しい・自分を価値ある存在だと思って欲しい・・・。
承認欲求が膨れ上がると、人の反応ばかりが気になり、本当の自分の気持ちを抑え、そして相手のためになるものではなく、相手が欲しがるものを与え続けるという状態になっていきます。
強い承認欲求は、『自分は何かしないと愛されない』のだとの、思い込みからくることがあります。
親は悪意でなくても、条件付きの愛を与え続けます。
「あれをしたら良い子じゃない」「こうしないと、お母さんは悲しい」「あの子が出来て、なぜあなたは出来ないの」「100点とったら、〇〇を買ってあげる」条件をつけられたり、お友達や兄弟と比べられたりしてきたことで、認められないと、何かをしないと愛されないと思い込み、大人になってもその思い込みは、刷り込まれたままです。
しかしながら、他者相手に承認を求め、どんなに頑張っても、延々と承認欲求が満たされることはなく、無限ループのように不安な日々が続くだけです。
ところが、人には、他者承認欲求より強い、自己承認欲求というものがあります。
自分で自分を認めることは、自身で出来ます。内側から満たしていけば良いのです。
それには、自己肯定感を上げる作業が必要になりますが、それも自分の心持ち一つで自身でできます。
今の自分がどんな人生を過ごしているかは、問題ではありません。
まず、自分が何者であるかを思い出しましょう。
私たちは、神が創造した中で、一番素晴らしい優れた存在であることを認めましょう。
存在しているだけでも価値があり、毎日何かしらの経験をし、目に見えなくても確実に成長していることを手放しで喜びましょう。
今の自分を愛し、自信を持てば、そこから全てが変化していきます。
人の顔色を見ずも、あなたの堂々とした姿に、引き寄せられていくでしょう。
自分を満たすことは、自分で自身を愛することです。