子供の問題は尽きない、心配は尽きない・・その気持ちはよく分かります。赤ちゃんが意味不明に泣けば心配、思うように食べてくれなければ心配、他の子よりハイハイが遅ければ心配・・。
歩けるようになれば心配、学校に行くようになって目が離れれば心配。
そして、子供の問題を探し始めます。
「子供の問題」のご相談も多いいものですが、お子さんの問題とは言えないことがほとんどです。
お母さんの価値観で問題だと思い込んでいるケースもあります。
その意味で、お子さんの問題は、子供を変えずに解決できることが多いいです。
実は、お母さんがお子さんに対する見方を変えるだけで子供は変わり始めます。
親が子供に問題があると思っていると、思うように操縦しようとすれば、子供は自分を否定し自分を失っていきます。
親が勝手に子供に問題があると思う大元は親自身の刷り込まれた価値観です。
その価値観から外れると親は子供に問題があると思い、子供の考え行動を否定するサイクルに入っていきます。
お子さんに問題があると思うのは、何と比較しての問題か考えているべきです。
人それぞれ生きる道は違うように、子供の価値観も違います。
自分の価値観で生きられる子供が最終的に幸せを掴み取れるのです。
親の価値観で押さえつけては子供は萎縮し、本当の貢献の道で生きていく大人にはなれないと考えてみましょう。
親の役割は、子供に対して無条件の愛を与えていくことです。
あなたが幸せだったらそれで良いという大きな愛です。
大きな愛で守られていると感じる子供は、愛に支えられ自分の幸せの道を見つけていきます。
なぜなら自己価値観が高く成長していくからで、自己価値観が高ければセルフイメージも上がっていくからです。
そして、間違うことがあるのが人間です。
親だから間違ってはいけないことはありません。
子供に対して間違ったことを言ってしまった、やってしまった時は「間違った、ごめんね」と謝ることです。
それが子供も失敗を恐れず行動し、自分に対して偽りのない人間に成長させることになります。
親だから毅然としていかなければいけない、親だから心配だから私のいうことは問題ないというスタンスを手放すことをお勧めします。
子供は親が考えるより逞しい魂を待っています、縁があったその魂を無償の愛で包むのが親の役割だと思います。