私が学んだメンターは、日本人ですがアメリカ在住なので、
心も言葉も行動も、一瞬引いてしまうほどオープンです。
セミナーでもハグ大会をします。
もちろん強制ではありませんが、とても盛り上がるんですよ。
愛のエネルギーが渦巻いて「終了でーす!」とアナウンスが入っても、
なかなか勢いが止まらないほどです
最初はハグに抵抗がある人も、何らかの理由で「無理なんです」と言っていた人も、セミナーを重ねていくと、勇気を出して参加するようになってくるんです。
一歩踏み出したら、愛の渦に巻き込まれでいっちゃいます。
愛のエネルギーにはあらがえなくなってくるんですねぇ
私はカウセリングやセッションをするにあたって、
『無条件な肯定的な愛で接する』ことが絶対的に重要だと感じているんです。
あるクライアントの方です。
対面セッションをしていて、
クライアントの方にどう促しても「分からない」を繰り返すばかりでした。
そのとき、今この方が求めているのは言葉ではなくて愛だと気付いたんです。
「ちょっと宜しいですか?」とお断りして、その方を抱きしめたんです。
クライアントの方は堰を切ったようように泣き出したのですが・・
時に涙は心の闇を洗い流してくれます。
その後のセッションはとても順調に良い結果になっていきました。
愛が足りていないと、愛に失望があると成長にブロックをかけてしまうのですね。
本当にこんな実験をしたのかと切なくなるのですが、
ある国での実験を聞きました。
生まれたばかりの赤ちゃん数十人に、
言葉を一切かけず、目も合わさず、抱きもせず、
ミルクと衛生管理だけを、赤ちゃんに与えたそうです。
一年後の赤ちゃんはどうなったか?
全員死んでしまったそうです。
栄養と衛生管理をしたのに、愛情を与えらなかった赤ちゃんは、なぜ死んでしまったのか?
愛はエネルギーだからなんです。
日本ではハグの習慣がないので、
抱きしめたり抱きしめられたりは、特別なことなのが勿体無いと感じるんです。
お子さんがいる方は、子供を抱きしめると子供が輝いていると感じませんでしたか?
誰かを抱きしめると、その相手は輝くんです。
誰かから抱きしめられると、自分は輝くんです。
そこで愛のエネルギーを感じているからなんですね。
魂が喜んでいるんですね。
人間関係は抱きしめ合うことで、うまくやっていけるのではないでしょうか。
アイルランドの思想家であり作家の、
エメット・フォックスの著書の中にある言葉を引用します。
十分な愛で克服できない困難はない。
十分な愛で癒せない病気はない。
十分な愛で開かないドアはない。
十分な愛で橋渡しできない隔たりはない。
十分な愛で打ち壊せない壁はない。
十分な愛で救えない罪はない。
問題がどんなに根深かろうが、展開がどれほど絶望的であろうが、
状況がどれほど複雑にからみあっていようが、
間違いがどれほど大きかろうが、大差はない。
十分な愛があれば、それは解決する。
十分愛するだけで、あなたは世界で一番幸せで、力強い存在になれる。