魂レベルの願望のない人はいません。
それなのにその願望を実現しようとする人が、あまりにも少なく思います。
「私はなんだかんだ幸せな人生」と言う人がいます。それは周りと比較してとか、自分に帳尻をつけているだけかも知れません。
ある意味、今に満足する姿勢は正しいです。
それは本当に心の底から思っていることのなら、それでよいのです。
しかしその上で、人は願望を持ち続けなければならないのではないでしょうか。
願望は成長を促進させます。
人はこの世に肉体を与えられ、成長するために生まれてきています。
その意味で成長が止まれば死へと向かいます。
願望とは、充実した豊かな人生を送ることであり、ためしてみたい可能性であり、実行してみたい機能です。
自分自身を最大限に生かす本能です。
自分自身を最大限に生かすとは、『肉体』『知性』『精神』この三つを存分に開花させ幸せになり、その幸せを周りにも与えていくことです。
この三つのうち、どれが一番とかの優先順位はつけられません。
三つのうち、どれが欠けても真の充実した人生を送ることは難しくなります。
知性だけ磨いて精神をないがしろにすれば、人とコミュニケーションはとれず愛からかけ離れてしまいます。
精神を高めることだけに追求することは、自己満足でかたよった生き方で、決して崇高ではありません。
肉体のおもむくままに過ごせば、いまわしい結果を招くことになるでしょう。
バランスの良い人生を生きることが、魂の願望であり、魂レベルの幸せです。
そのためには、この時代に生きた私たちは豊かさが必要になります。
満足な食事、着心地の良い衣服、あたたかな住まいがなければ、肉体的に満ち足りた人生は送れません。
過酷な苦労に縛られず、休息や知的な娯楽、身体を生き生きと保つ運動も必要です。
知性を磨くには、良い書物や学ぶ時間が必要です。見聞を広めるためには、旅行や観察する機会、あるいは知性を刺激しあえる仲間との交流も必要です。
精神を満たすには愛がかかせません。愛する人に、与えられたとき人は最大の幸福を感じます。
願望を実現させる最初の一歩は、自分は肉体も精神も知性も最大限に生かすと決断することです。
そして自分が魂レベルでやりたい事を見つけましょう。
決断し魂レベルでやりたいことは、宇宙からの応援が得られます。
私たちは、もともと豊かで幸せになるために生まれてきています。
それは、そうなれるという事です。
その意味で、自分の願望を心の底へ押しやっては、勿体無いことです。