シングルマザーで産んだ娘がまだ幼稚園のころ、
人生に落胆し、不安で押しつぶされそうになってしまった。
もう全てが空回り、八方ふさがり、行き場が無い、身の危険さえ感じる状態です。
そんなとき毎日思うことは
「自分は何のために生まれてきたのだろう」
「これから子供を育てていけるのか・・」
そんなある日、こんな私の状況を知ってか知らずかママ友が話していた言葉が耳に飛び込んできたんです。
「凄く当たるらしいよ」
ある占い師さんの情報でした。
占いにお金を使う、金銭的余裕はなかった。
今となって、どこにどう行ったのか覚えていない。
ただ、覚えているのは、
顔も思い出せない女性『占い師』の前に座っている自分と、
そのとき話した二つの質問の短い会話だけなのです。
「私は何のために生まれてきたのでしょう?」
「あぁ、あなたは娘さんを産むために生まれてきたの」
『・・・』
「私の人生は良くなるのでしょうか?」
「そうねぇー、あなたは生まれて時がどん底だから、あとは良くなっていくだけよ」
「今がどん底です、どん底ばかりです」
「それはどん底じゃなくて、人生の糧」
『人生の糧・・うまいこと言うなぁ』
と思ったのを覚えています。
『娘を産むために生まれてきたのなら、育てていけるってことよね』
と思えた。
こんな会話だけ鮮明に覚えているのです、
そして、その短い会話が、
その後の人生の希望になったことは間違えありません。
こんな会話が、怖れをかなり克服したんです。
怖れが完全に無くなったわけではないのですが、
怖れが和らぐと思考が前向きになってくるものです。
この少しの前向きな思考が感情を上げて、
実は凄く大きな変化の伏線になっていくんです。
どん底を経験して、少しでも気持ちが前向きになると、
ちょっとのこともサプライズに感じるものです。
「私ってついてる」
「神様が応援してくれてた」
「ありがたい、ありがたい」
感謝、喜び、愛、気づき・・
自然に波動が上がっていくんです。
スピリチュアル的に、人生で起きる出来事に偶然はありません。
今になると、ママ友が言ってくれた占い師の情報は、宇宙の采配だったと思えます。
『占い師のところに行ってみよう』と直感して、
お金が無いのに、インスピレーションに従い即行動したことで、
最低の感情から脱出することが出来たんです。
苦しい時ほど、自分の感情に向き合い、
インスピレーションを大切にすることなんですね。
考えて解決することより、インスピレーションが解決してくれることの方が多いのかもしれません。