この世の中で生きている限り、日常的に心を乱すことを見たり聞いたりするものです。
そして、そのことにより、良くない感情が溢れ出します。
苛立ちや心配、失望や怒り、敵意や嫉妬、不安や恐れ、落胆や悲観・・・。
目にしたり聞いたりしたとき、良くない感情を持てば、その結果として、良くないことを引き寄せます。
そして、良くない感情は、その状態を改善はさせることはありません。むしろ悪化させるかもしれません。
スピリチュアル的には、人は見たいものしか見えないと言われています。
つまり、私たちは自分自身で視点を変えることができ、どんな感情を持つかを、自分で決めることが出来るということです。
見えてしまうものから目をそむける、見て見ないふりをする、といった事ではありません。
ではどうするのか?
見たもの聞いたものの解釈を変えてみる、ということです。
本来の私たちは、エネルギーに溢れ豊かであるという、真理にこそ目を向けるべきです。
見た目に惑わされず、情報に翻弄されず、真理に目を向けて感情をコントロールすることは、初めはパワーがいることです。表面と真理が異なっていればいるほど、難しいことでしょう。
例えば、意地悪な人に会ったら、「意地悪されたらこんな痛みを感じるんだ、私は人に親切にしようと学べた」
貧しい人を見たら、「貧しいという状態は本質的には存在しない。これから発展していく人、そのパワーがある」。病気の人は、「病気は表面的な姿で、魂は光輝やいている、そのパワーを持っている」
無慈悲な人になるという訳ではありません。ネガティブなエネルギーは、自分にとっても、他者にとっても良い結果は生まれません。貧しさを悲観しても貧しさは救えません、病気を恐れたらますます元気が無くなっていきます、ポジティブなエネルギーを他者にも自分にも送ることです。その方が、より多くより確実に他者のためになり、自分のためにもなります。
初めは少し努力のいる作業ですが、自分にとっても、他者にとっても、善い結果が生まれるとしたらやってみる価値はあると思います。心身の平和と発展は、自身でしか得ることはできません。