今日の朝の散歩は寒かった。
学校のグランドのような大きい広場のある公園に行き、
白い息を吐きながらキャキャ、ワンワンと犬2匹と駆けまわって、
さすような寒さも心地良く、幸せだなぁと感じます。
ひと遊びしてベンチでひと息してた時、
ふと以前の冬の時期を思い出しました。
5時を過ぎた時間だというのにすでに暗い。
コツコツコツコツコツ・・急ぐほどの用事はないのに暗くなると急ぎ足になるのは1日が終わってしまう気分になる焦りなのか。
自分の足音に追われる。
心の中でブツブツ悪態をつくのも、夕暮れの慣わしとなっていることも気に食わない。
コートが重く感じられ、それもムカつく。
真夏なら太陽がサンサン、ブラウス一枚の手軽さ、うっすら風があるだけで心地よさを感じるのにと考え、まだ11月なことを呪う。
「以前の私は、冬の夕暮れにさえ逆ギレしていたなぁ」とフト思い出しました。
自分で自分を追い詰めて、
上手くいかないことを、何かのせいにいていたんですね。
そんなことを考えていたら、子供の頃の冬の楽しみを懐かしく思い出しました。
コタツに潜り込み、足から入って体をずるずると動かし頭までスッポリとコタツに潜り込む。
少しホコリ臭い・・お日様に干した布団の匂い。
外から存在は見えないと思うと心が解放される、
誰も知らない私の世界がそこに存在する。
少し熱めのオレンジの光が頬を紅潮させ、オレンジの光が絵もしれぬ世界へ導いてくれる。
「この光のなかへ入っていきたい」ウットリした良い気分に浸りたくて、出来る限りオレンジに顔を近づける。
コタツの中には求める気持ち、期待、自由、幸せ、希望、満足、情熱、安らぎ、愛、スピリチュアル・・
この世で手に入れたいものが全て揃っていた。
オレンジの光が充実した時間に連れて行ってくれる。
子供の頃って夢を願望をふくまらせているだけでも気分が良い。
現実世界で叶っていなくても気分が良い。
それは本当の自分と繋がっていたからなのでしょう。
私たちは大人になる過程で、自分の本心と対話することがなくなってしまいます。
こうあるべき、これが良い、これをしなきゃ大人じゃない、たくさんの情報に翻弄され、自分が分からなくなってしまう。
実は、
幸せになる方法は自分と繋がることが一番近道なのです。
自分がやりたいこと、求めることは自分しか分からないからです。
体が大きくなった今ではコタツに潜って自分の世界に浸ることはできそうもありませんが、自分の心に問いかけることはできます。
自分の魂と繋がれば、コタツの中のような望むものが用意された中に入ることができます。
幸せになるには、
良い気分でいることが重要です。
大人になった私たちは、
意識して自分と繋がる時間を作る必要がありそうですね。